自分の悪行をバイトの仕業に見せかけたブラック店長

大学生の頃ですから、もう10年以上前になります。
当時、ピザの配達員のバイトをしていました。
時給もそこそこ良くて、愛想を振りまく事だけは得意中の得意でしたから(笑)、少なくとも大学に通っている間は続けようと思っていました。

ただ、そのバイトを始めて8ヶ月ほど経った頃、前任の店長が家庭の事情で遠方の実家に戻らなければならなくなり、退職してしまいました。
とても優しくて頼り甲斐のある店長に変わって新しくやってきたのは、なぜその地位まで上り詰める事ができたのかわからないような、ろくに働かない店長でした。

注文受付と配達はもともとバイトの仕事だったのでまだいいのですが、それまで常に厨房でピザを焼いていた前店長とは異なり、業務時間の大半を休憩室で過ごす有様。
もちろん、業務指示もほとんどなし。
店長の判断が必要な事を聞こうとすると、「いちいち聞かないとやってられないのか」という旨の、投げやりかつバイトが悪いかのような返事。
なお、実際にはもっと汚い口調でした。ほぼ暴言。
そのバイト(当時一番のベテラン)が「店長の判断が必要ですから。本部もそう言ってます」と返すと、店長はあからさまに不機嫌な態度で「お前の判断で決めていい」と一言。
「こんな奴が、俺よりずっといい給料貰ってるのか……」と思うと、バイトを続けていく気力がどんどん削がれていきました。

数週間後、例のベテランバイトが突然解雇されてしまいました。
理由は、「業務中にピザをつまみ食いした」というもの。
店長が本部にタレコミしたようですが、そのベテランバイトと仲が良かった別のバイト経由で聞いたところによると、実はつまみ食いしたのはバイトではなく店長だったというのだから驚きです。
一緒に厨房に入っていたベテランバイトがそれを咎め、腹を立てた店長が嘘の報告をしやがったわけです。
不幸な事に、他の従業員は別室に居たか配達に出ていて、証明できる者は誰もいませんでした。

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「店長に逆らうと無実の罪を着せられてクビになる」と恐れた私は、家庭の事情という事で早々にバイトを辞めました。
それ以来、当時を思い出し不快な気分になるので、ピザが嫌いになってしまいました。

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